「社会人になって1年も経ってないけど辞めたい…」
「辞めてもいいのかわからない…」
社会人になって1年目は職場環境や仕事内容、人間関係など悩みが尽きず、身体的にも精神的にも辛い日が続くこともあります。
退職しようと思っても今後のキャリアを考えてなかなか判断できない人も多いと思います。私も社会人1年目の時は、毎日つらくて、このつらさが一時的なものなのか、これから先も続くのかが分からず将来に不安を感じていました。
この記事では、会社を辞めるべきケースや辞める前にやっておくことなどを解説していきます。
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Contents
新入社員が仕事を辞める理由トップ3
まず、入社1年目で多い退職理由をご紹介します。
株式会社AlbaLinkは、入社1年以内に会社を辞めた経験のある333人を対象に、辞めた理由を調査しました。調査は複数回答で結果は以下のとおりです。
早期退職の理由トップ3
- 人間関係が悪い (107人)
- 仕事内容があわなかった (67人)
- 求人票と実際の条件が違った (43人)
(引用:株式会社AlbaLink|【入社1年以内に会社を辞めた理由ランキング】男女333人アンケート調査)
以下でそれぞれの内容を詳しく解説します。
人間関係が悪い
「上司から強い口調で怒られる」、「職場の空気が重たい」など職場の人間関係を理由に、退職を決める人が最も多いようです。
人間関係が悪いと孤独や不安を感じやすく、ストレスが溜まりやすいです。また、仕事で分からないことがあっても聞きづらいため、成長のスピードも遅くなってしまいます。
仕事内容があわなかった
「希望と違う部署に配属された」、「性格上、仕事の内容がどうしてもあわなかった」といった理由で退職する人は2番目の多い結果となりました。
仕事内容があわないと、仕事に対して前向きに考えられず、モチベーションが低下しやすくなります。
求人票と実際の条件が違った
「残業代が支払われなかった」、「転勤はないはずなのに転勤を命じられた」といったように、求人票と実際の労働環境が違い、退職を決めるケースもあります。
会社に対して信頼できなくなり、将来に不安を感じて退職を決意する人が多いようです。
新入社員が仕事を辞めるデメリット
続いて、新入社員が仕事を辞める場合のデメリットを解説します。
デメリット
- 転職で不利になる可能性がある
- 新卒ならではの成長機会を逃す
- 仕事に対する自信がなくなる
転職で不利になる可能性がある
新入社員のうちに退職すると、次の就職活動の際に不利になる可能性があります。新入社員は、スキルや経験が浅く、他の転職希望者と比較すると劣るケースも少なくありません。
また、短期間での離職歴は、採用担当者から「忍耐力が不足している」や「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われる場合もあります。
その結果、希望する企業や職種への転職が難しくなる可能性があり、今後のキャリアに影響を与える恐れがあります。
新卒ならではの成長機会を逃す
多くの日本企業では、新卒に手厚い研修や教育プログラムを行なっており、早期に退職すると、貴重な学習の機会を失うことになります。新入社員研修では、ビジネスマナーや業界の基礎知識など社会人として必要な知識を学べます。
また、同期と切磋琢磨しながら成長できる環境は新卒ならではといえるでしょう。
仕事に対する自信がなくなる
早期退職によって、自信の低下につながる可能性があります。「自分は仕事に適していない」「社会人として失敗した」といった否定的な感情を持ってしまう場合があります。
また、家族や友人からの評価も気になり、精神的なプレッシャーを感じる可能性があります。
特に、今まで中学・高校・大学と順調に進路を歩んできた方にとっては、レールから外れることへの不安はかなり大きいと思います。
新入社員が会社を辞めるべきケース
退職をするべきかどうか迷って、なかなか判断がつかない人も多いと思います。この章では、会社を辞めるべきケースを解説します。
辞めるべきケース
- 健康状態に影響が出ている
- ハラスメントを受けている
- 労働環境が過酷
- 会社に将来性がない
健康状態に影響が出ている
以下のように身体に影響が出ている場合は、うつ病につながる可能性もあり、将来的なキャリアだけでなく生活にも大きな影響を及ぼす可能性があります。目先の仕事ではなく、健康を守ることが最優先です。
- 睡眠不足
- わけもなく涙がでる
- 食欲不振
- 体がだるい
- すぐに疲れる
ハラスメントを受けている
パワハラやセクハラを受けている場合は、心身に影響をきたす可能性があるため、退職した方が良いでしょう。
「どこからがハラスメントか分からない…」という方は、労働局のリーフレットでパワハラの具体的な行動がわかりやすく掲載されているため、参考にすると良いでしょう。
>>労働局のリーフレットはこちら
ハラスメントは単なる個人の問題ではなく、組織の文化や管理体制の影響も大きいです。会社が適切な対応をとってくれないと、改善は難しいです。個人で対処するには限界があるため、自身を守るために退職することは賢明な判断といえるでしょう。
労働環境が過酷
深夜近くまで残業をさせられたり、休日がないといった過酷な労働環境の場合、仕事のパフォーマンスが低下するだけでなく、心身に影響をきたし過労死のリスクが高まります。
長時間労働が続くと正常な判断ができなくなるため、少しでも労働環境に疑問を感じたら早めに退職を検討した方が良いと思います。
会社に将来性がない
会社の将来性が見込めない場合、早めに退職をして成長できる環境に身を置くことで今後のキャリアにつながります。
企業の業績悪化や市場シェアの低下、技術革新への対応の遅れなどは会社の成長を妨げる可能性が高いです。会社が成長しないと、スキルアップや昇進の見込みも少なく、経営状態が悪化すれば、給料や福利厚生の低下にもつながります。
そのため、会社の将来性に疑問を感じた場合、早い段階で転職を検討し、より安定した環境にうつることは、自身のキャリア形成において戦略的といえるでしょう。
新入社員でも仕事を辞めて大丈夫な理由
上記では、新入社員のうちに退職することのデメリットを紹介しましたが、新卒で会社を辞めてもそこまで大きなハンデにならないケースも多いです。その理由を解説します。
辞めて大丈夫な理由
- 新卒で辞める人は意外と少なくない
- 第二新卒の採用を行なっている企業は多い
- ブラック企業が理由の退職は転職しやすい可能性
- それでも心配な場合は第三者に相談
新卒で辞める人は意外と少なくない
厚生労働省の調査によると大卒で就職後、1年目に退職する人の割合は、10.6%です。毎年約40万人が大学卒業後に就職しているため、数にすると新卒の4万人が1年以内に退職していることが分かります。
アメリカでは一生のうちに平均13回転職するそうです。近年、日本でも転職が一般的となりつつあるため、新卒のうちに退職するのは、珍しいことではありません。
第二新卒の採用を行なっている企業は多い
全国1万社を対象に「独立行政法人労働政策研究・研修機構」が行なった調査によると、約6割の企業が第二新卒者を対象に正社員採用を行なっています。また、実際に約9割が第二新卒を採用しているそうです。
最近では、以下のように第二新卒に特化して転職サポートを行なっているサービスも多いです。
UZUZ
UZUZのサポート内容
- 第二新卒向けの求人を紹介
- 厳しい自社基準でブラック企業を徹底排除
- 書類添削や面接対策も完全無料
いい就職ドットコム
いい就職ドットコムのサポート内容
- 20万人が利用する国内最大級の第二新卒転職サイト
- 離職率の高い企業は排除
- 求人は正社員採用に限定
事前にどのような第二新卒の求人があるか紹介してもらってから、退職を決めると安心ですね。
なお、転職エージェントは、転職希望者の就職が決まると、企業から報酬を受け取れるビジネスモデルのため、利用者にはお金がかからず、いずれのサポートも全て無料で受けられます。
ブラック企業が理由の退職は転職しやすい可能性
退職を考えている方の中には、「残業代がでない」、「休みがとれない」といったブラックな企業に勤めている方も多いと思います。そのような環境下の人は、納得感のある転職理由を伝えやすいというメリットがあります。
転職活動の面接で、サービス残業が多い点や休日がないなど退職理由を素直に伝えた場合、面接先がまともな会社であれば、企業側に非があると捉えるのが一般的です。
逆に、同じようにブラックな会社であれば、「根性がない」といった理由で不合格にする可能性があります。素直に伝えることで転職先の環境を見極められるのです。
ただ、転職理由を伝える際に、「労働環境の改善を上司に訴えた」という点も忘れず伝えましょう。「自分で行動を起こしたけど、変わらなかった」という伝え方であれば行動力もアピールできますね。
それでも心配な場合は第三者に相談
退職をするべきか本当に悩んだ場合は、第三者に相談するのがおすすめです。「この環境が普通なのか」、「働く上でこれくらいは我慢しないといけないのか」、「自分にあった仕事が他にもあるのか」といった疑問点を聞いてみましょう。
両親や友達、先輩など身近な人に相談しても良いですが、より客観的なアドバイスがほしい方は、プロのキャリアカウンセリングを受けるのもおすすめです。
「ココナラ」では、オンラインでキャリアのプロに相談できます。一般的にキャリアコンサルティングを行なっている会社では一回の相談で数万円かかるケースも多いですが。ココナラなら1分100円で相談に乗ってくれる場合も多いです。
口コミの評価で相談したい人を決められるのも良いですね。
新入社員が会社を辞める前に行うこと
実際に退職する前に確認しておくべきことを紹介します。
確認すること
- 異動が可能かどうか聞いてみる
- 今後の生活費を考える
- 就業規則を確認する
異動が可能かどうか聞いてみる
今の仕事内容や人間関係があわない場合、上司に相談すると会社によっては異動が叶うケースもあります。
会社は新入社員に、採用に関わる広告費や研修費など多額の費用を投じています。ダイヤモンド社の調査によると、社員1人が入社後3ヶ月で離職した場合の損失額は187万円といわれています。
企業としては、新入社員に辞められるよりも、異動をさせた方が損失が少なくすむため、異動が叶うか一度聞いてみると良いでしょう。
今後の生活費を考える
自己都合で退職する場合、入社から1年未満だと国からの失業保険がもらえず、生活費に困る可能性が高いです。今後の生活費をどのようにまかなうか考えてから転職する方が良いでしょう。
ただ、身体や精神状態が良くなく、医師によって病気やケガと認められている場合は、休職ができ傷病手当金が支給されるケースもあります。
就業規則を確認する
会社によっては、退職日の1ヶ月前に退職届を提出しないといけないところもあるため、退職日の何日前に上司に報告がいるのか会社の就業規則を事前に確認しておきましょう。
退職する際には、上司に直接退職を伝えたり、退職の申し出後も会社にしばらく通わないといけないため、なかなか言い出せない人も多いと思います。
退職代行サービスを利用すれば、代行会社が自分の代わりに退職を伝えてくれて、それ以降会社に行く必要はありません。
「退職代行モームリ」は、リーズナブルな価格で新入社員でも利用しやすいのが特徴です。
- 退職できなかった場合、全額返金
- 退職後の提携転職サービス利用で全額キャッシュバック
- 24時間相談可能
事前相談は無料なので、詳細が気になる方は気軽に連絡してみてくださいね。
まとめ【無理せず楽しく働ける環境へ!】
今回は、会社を辞めるべきかの判断基準や退職のリスクなどを解説しました。
私も新入社員の時に、仕事があわず上司に退職を伝えました。結果、別の部署に異動させてもらえましたが、異動前はあんなに嫌だった会社が嘘だったかのように楽しくなりました。
仕事はしんどい時もありますが、本来はワクワク感があって毎日が充実した気持ちになるものです。毎日しんどくて涙が止まらない方は、環境を変えてみると良いかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。